都響 第807回 Bシリーズ
都響 第807回 Bシリーズ を聴きました。
全曲初めてです。
ペルト :フラトレス~弦楽オーケストラとパーカッションのための
水平においた大太鼓の上で単純なリズムを打つ拍子木。トン、トントン。二分音符、四分音符、四分音符。
弦楽はなだらかな起伏の息の長い旋律を奏でます。
柔らかいハーモニーですが、何か一つ音が欠けたような響き。
指揮者はこの曲だけはタクト無しで振りました。小さな腕の動き、手の表現でオーケストラに霊感を与えるような。
ペルト:交響曲第3番
おおまかに木管は3管、金管は4管、の編成。
連続して演奏される3つの楽章。全体を通してランディーニ終止によって、納まりきらない何かが欠けて残っているような感覚。だと思います。
ライヒ :デュエット~2つの独奏ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための
舞台上は上手にビオラ、チェロとコントラバス。完全にバランスを欠いている。
それに独奏バイオリンが2。
この曲はユーディ・メニューインに献呈されたとのことです。
ライヒ:フォー・セクションズ(1987)日本初演
指揮台両脇にピアノが2台。ピアノの上には電子キーボード。これは第一楽章だけ使用。低音を伸ばしで使用。
オケは4管。隣の席の人が「ワーグナーみたい」だと呟く。
ただし派手な音にはならなくて、てんこ盛りの舞台にしてはそれほどの音量にはならない曲です。
世界初演はマイケル・ティルソン・トーマス指揮、サンフランシスコ交響楽団で1987年10月7日。
都響 第807回 Bシリーズ
2016年5月18日(水) 19:00開演
指揮/クリスチャン・ヤルヴィ
ペルト :フラトレス~弦楽オーケストラとパーカッションのための(1977/91)
ペルト:交響曲第3番(1971)
ライヒ :デュエット~2つの独奏ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための(1993)
ライヒ:フォー・セクションズ(1987)日本初演
0コメント