ローカルビジネス最前線 新しいビジネスのつくりかた

第6回 WISDOMサロン

「ローカルビジネス最前線 ~新しいビジネスのつくりかた」

日時:2016年 3月25日(金)19:00~21:00(受付開始18:30~)

会場:青山ブックセンター本店内 大教室

https://www.blwisdom.com/linkbusiness/linkplace/eventseminar/item/10413-20160325wissa.html


「いすみ鉄道」と「東北食べる通信」


都会から見た田舎の需要 いすみ鉄道


国鉄解体JR移行で不採算のローカル線が切り離された。

各地で第3セクターのローカル線が生まれた。
輸送機関としての再生はほぼ見込めない。どうするか。

鉄道は資源だとの認識。地域の広告資源。観光資源。
ここにしかない風景との組み合わせ。
菜の花と、桜と、お城と。
警報器、遮断器の無い踏切。
田んぼ、畑、山。
ゆっくりと流れるような時間。

女性誌の企画との連携。
イタリアンの食堂車。
女性は立ち上がりが早い。
男性は、「いつか行ってみたい。」止まり。

色々と仕掛けらしきものが整ってくる。

女性客の呼び込み。
現場は明るく華やいだ景色に。

撮り鉄だけでなく、風景と共に鉄道を写真に収めるカメラ愛好家が集まる。
菜の花と桜の春だけではない。夏、秋。冬も。線路を望める場所から狙いを定める。
何度も、何度もやって来る。
子供連れも多くなる。
ポスターのシーンを自分も撮りたい。


地元の約束。汽笛が聞こえたら農作業の手をとめ、走る列車に手を振る。

乗客も手を振る。おもてなしの気持ち。

時計代わり。

乗員も車内から手を振る。ホームにいるお客様も手を振る。

汽笛にこころが震える。

汽笛=警笛、合図そして  サービス

連帯、良い関係。新しいファンの呼び込み。続々。

お客同士の付き合い。都内で飲み会。


マニアだけでない。女性にふさわしい。

子どもたちも喜ぶ。窓が開く。ドアを手で開ける。

「地域の足」という認識で良いか?

地域の広告塔として。走っているだけで価値がある。


職員 社長も含めて 再就職の人が多い

大会社の元社員 高度な専門知識保有者


輸送の目的が99%以上? 日々の輸送、技術革新では豊にならない。

いすみ鉄道は素材ビジネス。料理し、味付けするのはお客様。

田舎って必要な所。幼いころの生活体験。我々が、まだ持っている間に次世代にも繋ぐ。


鉄道の赤字への許容 地元への経済的貢献があるではないか。

いすみ鉄道 社長ブログ http://isumi.rail.shop-pro.jp/



東北の食で 生産者と 受け手 を繋ぐ

「東北食べる通信」  http://taberu.me/

発行1500部。1部2580円。

高い? その判断は、受け手側の考え方次第。

ネットで農家と直接繋がる。

農家。直接感想が聞ける。こだわって作っている甲斐がある。ドラマになる。

読者。地元にやって来る。双方向の繋がり。


生きている実感が無い。 ⇒ 自分が生き物であることを忘れている。

身近に「死」が無い。人の死も。動植物の死も。

食べ物は、いきものの死と言うことが、実感ない。マトリックスの世界。

人。遥かな生命の記憶。いきもの生命を奪って生きている。


震災で、ボランティアなどでたくさんの都会の人(=消費者)がやってきた。

彼らは、様々の分野の技術者、営業職であった。その職能知識技術で農家と繋がった。


都会の人は故郷難民。

ただし、都市と地方という二項対立では捉えないこと。

どちらも良い所、悪いところがある。

リアリティのない都会生活。お金で解決。


農家と都会の人との結合で、化学変化が生まれた。


小菊南京の例。

「捨てる」から「返すへ」小菊南京の種

秋田コメ農家の例。

一生のお願い。1ヘクタールの稲刈り。

参考リンク 「だから、ぼくは農家をスターにする」


僕が東京人にならなかった理由

1974年生まれ。新聞就職浪人3年。100社全部ダメ。

困った。

みんな、帰りたくても帰れない。こころが揺れている人が多い。


地元では判らない。

では、都市の人の欲しがっているうものは何か? を、考える。

確かなものを食べる。

予防医療への繋がり。食費に対するポジティブコストとネガティブコスト

食材の選択


家族 ご飯を一緒に食べる範囲のこと


全国で 100通信をつくりたい。

物と事の交換。
流通が農家と消費者を分断している。


「人の目的は 思想では無く 行動である」

トマス・カーライル


会場写真 「いすみ鉄道 社長ブログ」から写真拝借


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Petite Boulangerie Coba

「プチ ブーランジェリー コバ」 本物のパン屋ではありません。 遊びでパンを焼きます。 品種数量極少 自家消費用です。 フランスパンを上手に焼きたい。 話題は、パンの事以外が/も。