読響 第566回定期演奏会

読響 第566回定期演奏会を聴きました。
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
メシアン:彼方の閃光 全11楽章 約75分
2017年1月31日 サントリーホール

1992年10月5日 ズービン・メータ指揮のNYPOで初演。

その年の4月28日にメシアンは他界していた。

「日本の音楽は静的です。私の音楽も静的です。私が彼岸を、永遠を信じているからです。東洋人は私たちよりずっと彼岸なるものの近くにいるので、彼らの音楽は静的なのです。」
これは、メシアンの言葉です。(プログラムより)

タイトルの「彼方」を私たちは「彼岸」と置き換えたほうが、理解しやすいと思います。

曲は、全11楽章で構成。それぞれ副題がつけられている。ほぼ全楽章はゆったりとしたテンポで進行。約束事を確認しながら、一歩一歩あゆみ続けるような音の塊が置かれてい行く。管と弦を対比させ、楽章により入れ替えながら。終曲、最後の長い沈黙。おそらくGPの指示。

この曲には静かなゆっくりした穏やかな拍手が似つかわしい。ブラーボは要りません。


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