読響 第557回 下野 竜也(指揮)
読響 第557回を聴きました。今シーズンも同じ席です。
下野 竜也(指揮)
1曲目、池辺晋一郎:多年生のプレリュード
初めて聴く曲です。
2曲目のベートーヴェンとの対比ですね。
この2曲は、3拍子と4拍子の性格が全く逆。
池辺は4拍子が安定感があり、癒やし的な感じ。3拍子はエネルギッシュだったり、不安定だったり。
ベートーヴェンは高級感のある3拍子。緊迫の4拍子。挑発的。
中入り後、フィンジ作曲 霊魂不滅の啓示
これも初めて聴きます。
テナー独唱と合唱付き。
テナーのロビン・トリッチュラー。声量と明瞭度が不足気味。
コーラスも含めて歌詞が聞き取れない。
40分以上の長い曲ですが、変化もあって聴き応えのあるものです。
1曲目が終わったところで、作者池辺晋一郎氏が客席から舞台上に呼ばれ拍手を受けました。
ジョークを一つ言って欲しかった。
まとまりのないプログラムですが、下野竜也が振るとまとまりますね。安定した指揮ぶりです。オーケストラもこの指揮なら自然と合います。小柄で腕も短いですが、上体が安定していて、棒が見やすく、オケ受けする指揮者です。
指揮台上に立つ下野よりテナーのほうが背が高かったような。
読響 第557回
下野 竜也(指揮)
ロビン・トリッチュラー(テノール)
二期会合唱団(合唱)
池辺晋一郎:多年生のプレリュード
ベートーヴェン:交響曲第2番
フィンジ:霊魂不滅の啓示
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