NHKSO 第1857回定期公演C


第1857回 定期公演 Cプログラムを聴きました。

シベリウスとショスタコーヴィチのプログラムでした。

1曲目、シベリウスのヴァイオリン協奏曲。この曲の静かな入りはいつも緊張します。これは私だけの感覚でしょうが、このときすでに第3楽章が頭の中でなり始めます。これは理由がわからない。

諏訪内晶子は感性も豊かですが、感性というよりも計算の行き届いた演奏ぶりで聞き手に挑戦しかけるような、誘いをかけるようななぞを問いかけるように仕掛けてきます。

2曲目、ショスタコーヴィチの交響曲第10番。奇数番号の曲の演奏機会が多いですが、偶数もいい。ツーバイフォー(2×5)という計算ではないですが、この10番は5番の2倍は聴かせますね。全体の時間バランスからいえば第1楽章が長い。なぜ?

ピッコロの威圧的な重く高い響き。ノンビブで押さえつけてきます。押し付けてきます。管全体が一団となって大声で、黙れ!と叫ぶ。言葉ではなく強い意思が直接脳に切りつけて来る。本当は何に、誰に。



第1857回 定期公演 Cプログラム

2017年2月17日(金) 開場 6:00pm 開演 7:00pm

NHKホール

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47

ショスタコーヴィチ/交響曲 第10番 ホ短調 作品93

指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

ヴァイオリン:諏訪内晶子


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