読響 第561回 定期演奏会を聴きました。
読響 第561回 定期演奏会を聴きました。
2016年8月23日。サントリーホール
リヒャルト・シュトラウスの3曲のプログラムです。
1曲目。ティル。
強弱の変化はあるのですが、表情が現れない。なんか、楽しくないのです。
指揮者セバスチャン・ヴァイグレが無表情で棒を振っているように感じました。後ろ姿なので本当はどうだか?
もっと遊んで欲しいね。ほとんど膝を使わない指揮法には、好感が持てますね。
2曲目。4つの最後の歌。ソプラノが素晴らしい。エルザ・ファン・デン・ヘーバー。
このホールで声楽を聴くと、最初のうち、聴き取りにくいんです。耳が慣れてくるとちゃんと聴こえます。
今日もそうでした。落ち着いた声質で、次第にオーケストラを圧倒して行きました。
弦のやや直線的な振る舞いに気をとられることがなくなって行きました。
3曲目。家庭交響曲。
オーケストラ全体が見違えるような響きで演奏にグイグイ惹き付けられて行きました。
いい演奏会でしたね。
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ)
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレン シュピーゲルの愉快ないたずら」
R.シュトラウス:4つの最後の歌
R.シュトラウス:家庭交響曲
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